みみの症状
耳が聞こえにくい、言葉を聞き違う、めまい、耳鳴りといった症状は、中耳炎やメニエール病、加齢に加えて鼻・喉の炎症が原因で起こることもあります。特に難聴は認知症の最大リスク要因とされており、早期の的確な治療や補聴器による適切なケアが重要です。
当院では、各種聴力検査や重心動揺計を用いて原因を詳しく追究します。併設の脳神経外科とも連携し、補聴器相談医として生活に役立つサポートや適切な加療を行います。
はなの症状
鼻水・鼻詰まり・鼻出血、くしゃみといった鼻の症状は、アレルギーや感染症、副鼻腔炎などが原因で起こります。特に鼻水が喉へ流れる「後鼻漏」は、夜間や起床時の長引く咳の原因にもなるため、単なる咳止めではなく原因に応じた的確な治療が必要です。
当院では、鼻汁検査や高精度な鼻デジタルX線撮影(DR)を用いて原因を迅速に特定します。耳・鼻・喉の的確な局所処置に加え、超音波ネブライザーを用いた消炎加療を行い、症状に応じて適切な薬剤を処方いたします。
のどの症状
のどのかすれ、声の出にくさ、口内炎、味覚障害、顔面神経麻痺などの症状は、喉の炎症やウイルス感染、加齢、神経の異常など多岐にわたる原因で起こります。インフルエンザや新型コロナの迅速検査にも対応しており、感染拡大を防ぐための適切な療養目安の指導も行っています。
当院では、音声評価装置やファイバースコープ、デジタルX線撮影(DR)などを用いて的確に診断します。超音波ネブライザー治療や低出力レーザー治療、専門的な音声の実地指導を行い、重篤な疾患や脳由来の疑いがある場合は京大病院や併設の脳神経外科と迅速に連携いたします。
脳神経外科
頭痛、手足のしびれや脱力、物忘れ、顔面痙攣、てんかん(けいれん)といった症状は、ストレスや加齢によるもののほか、脳出血・脳梗塞などの脳卒中、慢性硬膜下血腫、神経や血管の圧迫など、脳や脊髄の重大な疾患が原因で起こることがあります。
当院では、原因を的確に診断し、症状に応じた適切な薬物療法や生活指導を行います。手術や入院加療、専門的な精査が必要と判断される重篤な疾患が疑われる場合には、迅速に高次医療機関への紹介や併設の専門外来と連携して対応いたします。
正常圧水頭症
高齢者の正常圧水頭症は、物忘れ、歩行障害(小刻み・すり足・開脚)、排尿障害(尿漏れ)を伴いますが、比較的簡単な髄液シャント手術で改善が期待できる疾患です。高齢者では脳萎縮など似た症状の病気が多いため、的確な鑑別診断が非常に重要となります。
当院では、特徴的な脳室やくも膜下腔の変化を捉える頭部CT・MRI画像検査や、手術の効果を予測する髄液排除試験(タップテスト)を行い、慎重に診断を進めます。日本で初めて正常圧水頭症外来を立ち上げた副院長の経験を活かし、手術手技や術後管理が安定している脳室腹腔シャント術をはじめ、洛和会音羽病院脳神経外科と緊密に連携して最適な治療を提供いたします。